こんにちは、たった3回で肩こり卒業整体の安部将太です。
今回はあまり聞きたくない話だと思いますが、卒業させるのに整体技術は不要という話です。
セルフケア>言葉掛け>>>>>>>>手技
っていう優先順位。
手技は優先順位これだけ低いです。
正直不要なんじゃないか?と思います。
多くの人に、
「卒業させるには、痛みをとる手技だけ勉強しても無意味だよ」
「手技ばかり卒業しないよ」
と理解していただきたいです。
卒業させる理論なんて多くの人が初めてなのでじっくり噛み砕きながら読んでいってください。
卒業させる理論は「これまで聞いてきたセミナーの中では真逆ですね」とよく言われます。依存整体の真逆をするから卒業させられるので当然かもしれません。依存整体の仕組みについては過去投稿しています。
テーマは凄腕整体師の落とし穴
これ本当に恐ろしい落とし穴で、
多くの整体師さんがハマっています。
凄腕と呼ばれる人もこれにハマっていたり。
なので、
この落とし穴にハマらないだけでも
効率よく卒業させていけますよ。
腕はいいけど卒業させることができない整体師
ちょっと不思議な話ですが、
・腕はいいけど卒業させることができない
・腕はそこそこだけど卒業させられる人
という2パターンにわかれます。
セミナーにたくさん行って腕はあるのに
まったく卒業させることができない人もいれば、
最近まで整体すらやってこなかった人が
あっさりと卒業させちゃう…
なんてことが発生したりします。
これはもう、卒業整体においての
知識・思考・スキルの尊さですよね。
凄腕整体師の落とし穴としては、
「痛みが取れれば良いと考えている」という点。
・たった1秒で痛みが激減!
・たった1箇所撫でると痛みが激減!
という類のものもそうですね。
まずこれだけを見て、パッとイメージできた人はかなり成長していると思います。
「痛みを取る」と認識しし、「とりあえず痛みが取る勉強をすれば良いんでしょ?」と考えたり、「痛みが取れれば良いからこの整体技術で〜」と舐めたり表面的にしか見ていない人はことごとく卒業させることができません。
これはかなり顕著です。
そして不思議なくらいにこの落とし穴にハマっていく。
本人すら気づけない落とし穴のパターン
以下、本人すら気づけないパターンの思考例を共有します。
・「痛みを取れたらいい」
・「卒業させるには、整体技術のレベルが上がれば卒業する」
・「慢性痛は技術をあげれば再発しない」
・「整体師はマーケティングなんていらない」
・「優しい施術をすると卒業は加速するんだ」
これ、該当していると卒業させることができません。
正直、過去の僕自身ですら該当していました。
整体に関して、
「腕を上げると改善は早くなって卒業する」
と時間とお金を使ったこともあります。
でも成功と失敗を繰り返し、
お客様を卒業させていく中で
気づいたんです。
「卒業させるには、整体技術のレベルが上がれば卒業する」
と思っているからこそ、
卒業しないし、改善もしない。
そしてみんなこの落とし穴にハマっている…と。下の記事でも言及しています。
大事な観点【良好状態を継続させる】
まず大事な点として、
「整体をする→痛みが取れる→良好状態が継続→卒業」
の観点を忘れてはそもそも卒業しない。
痛みが取れるのはせいぜい
「整体をする→痛みが取れる」
までのフェース。
卒業させるにはここから
「良好状態が継続→卒業」
のフェーズへといかなかればならない。
多くの整体師さんが
「整体→痛みが取れる」
のフェーズばかりを勉強し実践してしまっている。
当然
「その場の痛みは取れるけど…」
「また再発してしまった…」
ということになるんです。
永遠と
「整体をする→痛みが取れる」
しか勉強しない落とし穴にハマってしまい
途方に暮れることになるんです。
だから
「整体→痛みが取れる→良好状態が継続→卒業」
のフェーズを一個ずつ勉強すれば卒業します。
良好状態を継続させるポイント
この動画をみてみてください。
卒業整体においての手技の立ち位置と役割を解説しています。
卒業整体では「行為と思考」を変えましょう。
行為=セルフケア
思考=自分の体に肯定的か?否定的か?
行為と思考が変われば良好状態は継続し、卒業していきます。その行為と思考を変えるために手技があるのです。
例えば、ですよ。
どこかの凄腕整体師さんが
このような投稿をしていたとします。
(文字であれ音声であれ動画であれ)
「腰痛を改善するには、腸腰筋にアプローチすればいい。たった30秒で痛みも取れるから、これが改善への最短距離だ」
これは「痛みを取るだけの整体」になっていて、「卒業させよう」と思っているなら不適切です。(だって、「整体をする→痛みが取れる」のフェーズしか話していないから。)
少しのテコ入れで卒業効率が上がります。
ただ、少しテコ入れをするだけで、
これは卒業させるために使えるようになり、
そしたら卒業効率が爆上がりします。
実際に修正してみましょう。
「腰痛を改善するには、腸腰筋にアプローチすればいい。たった30秒で痛みも取れるから、これが改善への最短距離だ。お客様はとても感動してくださる。この腸腰筋へのセルフケアをお客様へ教えれば自分でたった30秒改善できる。毎日続ければ卒業していく。行為と思考を変えれば卒業していくだろう」
試しに1分で修正してみたのですが、
これなら
「感動」は思考にアプローチでき
「セルフケア」は行為にアプローチできている。
これだけで卒業に大切な
行為と思考が変わっている。
感動いただき、セルフケアを伝える。
たったこれだけを意識するだけで
多くの手技が「卒業させる助け」なる。
最初の「腰痛を改善するには、腸腰筋にアプローチすればいい。たった30秒で痛みも取れるから、これが改善への最短距離だ。」だけだと「整体→痛みが取れる」フェーズまで。
それに
「お客様はとても感動してくださる。この腸腰筋へのセルフケアをお客様へ教えれば自分でたった30秒改善できる。」と付け加えるだけで卒業整体のエッセンスを組み込める。
全てそう。
・たった1秒で痛みが激減!
・たった1箇所撫でると痛みが激減!
などは「整体をする→痛みが取れる」
までのフェーズしか実現していない。
卒業整体のエッセンスを入れるだけで
・たった1秒で痛みが激減し、感動!セルフケア教えれば卒業!
・たった1箇所撫でると痛みが激減し、感動!セルフケア教えれば卒業!
となってくる。
せっかく今素敵な整体を持っているのに
「整体が取れる→痛みが取れる」
のフェーズで燻っているのは勿体無い。
「良好状態継続→卒業」
のフェーズまで踏み込んで欲しい。
この構築までしておかないと、もったいない。
ただ「ゴッドハンドで痛みを取る」だけだとダメということ。
いくらゴッドハンドでも
「良好状態継続→卒業」
を視野にトークを組み込まないと
ぜんっっっっぜん卒業しませんよ。
今だから言えますが
痛みを取るだけの勉強をしてしまい、卒業させようとしても痛みが取れるだけ。毎週通ってもらったり、毎月通っても次回来られた時にボロボロになって来院される。とても辛かったですね。
「良好状態継続→卒業」
のフェーズを勉強しだして
卒業するようになったし
世の中の情報がいかに
「整体をする→痛みが取れる」
だけの情報なのかがわかりました。
なんとなくですが
・腕はいいけど卒業させることができない
・腕はそこそこだけど卒業させられる人
の違いが分かりましたか?
整体師さんからご相談をいただくことがあります。
「その場では痛み取れるんです」
「いろんな手技できるので痛みは取れるんです」
「でも、次回きた時ボロボロなんです」と。
もうね、「手技ばかり見てもダメ。変えるべきは行為と思考だ。この相談の中には一切行為と思考のことが入っていない」と理解しておけば、多くの整体師さんが卒業させられない理由が腑に落ちてくると思うんです。
すごい手技を使って
痛みを取っていくのはいいですが
そもそもの卒業を視野に入れずに
トークを展開していると
すごく卒業効率が悪い。
もうここまで読んでいるあなたなら
分かってくれると思います。
なので、手技のレベルではない。
整体は腕が勝負だと言ってる人もいるけど、
あまり意味ないです。行為と思考を変えるのが大事。
あとはひたすら、
感動→行為と思考を変えるトーク
を展開していけばいい。
「痛みを取る」だけだと不十分。
「良好状態継続→卒業」
までしっかり意識していきましょう。
具体的なトークや卒業整体の概念
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